1時間に40gしか作れない

1時間に40gしか作れない



丸久小山園さんの工場見学に行ってきました

少し前のお話で恐縮ですが、丸久小山園さんの工場見学に伺ったときのお話を書かせていただきます。

丸久小山園さんでは、年間を通して工場見学を予約制で行われています。
茶葉の収穫時期である5月に、私たちも参加させていただけることになり、茶葉農園や抹茶工場を見学させていただきました。






丸久小山園さんの工場見学に行ってきました

茶葉農園では、ちょうど収穫のタイミングで、覆いの隙間から光を受ける茶葉は青々として、とてもキラキラしていました。生葉が柔らかいので必ず手で摘みます。
基本的に茶葉は年間を通してこの時期にしか収穫できません。お茶の木は、ツバキ科の植物なので常緑樹ではありますが、抹茶に使う新芽はこの時期しか取れないのです。

そして、摘み取った生葉はすぐに工場へ運ばれ、蒸気で蒸し、レンガづくりの乾燥炉の中で水分を除きます。その後、冷蔵庫で保存、切断、選別などを経て最後に石臼で碾いていきます。



1時間に40gが最速

石臼の工場内は写真撮影NGでしたので、残念ながら写真はありませんが、抹茶を碾くために作られた特別な工場で、ずらりと並んだたくさんの石臼はさすがに圧巻でした。
ガラス越しではありますが、時間をかけてゆっくりと回り続ける石臼から、
少しずつこぼれ落ちるように粉末状の抹茶が作られていました。

衛生上のことももちろんありますが、あまりに粒子が細かいこともあり、密閉した空間で、温度・湿度などをしっかり管理しながら作られる抹茶は、1つの石臼から1時間に40gほどの量しか作れません。
それより急いで作ろうとすると、摩擦熱などで品質が落ちてしまうので、これ以上早くはできないそうです。

その後、冷蔵庫で保存、切断、選別などを経て最後に石臼で碾いていきます。

抹茶の価値を再確認

抹茶を作られるのは大変だろうな、と想像はするものの、話で聞くよりも、実際に見て触って感じることでより実感することができました。石臼を碾く体験もさせていただけました。やはりずっしりと重いです!

「1時間に40gほどしか作れない」というお話は、丸久小山園さんだけでなく、祇園辻利さんでもWEBサイトなどに掲載されていることですので、同じように手間ひまをかけて抹茶を作り続けておられます。

抹茶を飲む際に、こういったことに思いを馳せていただけると、抹茶の味の印象も変わってくるかもしれません。


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